<Shopify ロケーションとは>
ロケーションとは、以下のアクティビティの一部またはすべてが実行される物理的な場所またはアプリのことです。
・商品を販売する
・注文を配送またはフルフィルメントする
・在庫を仕入れる
在庫を追跡し、すべてのロケーションで注文をフルフィルメントできるように、Shopifyストアに複数のロケーションを設定することができます。ロケーションは、小売店、倉庫、ポップアップ、ドロップシッパーにしても、在庫を管理し保管できる他のロケーションにしても構いません。複数のロケーションを設定することにより、ビジネス全体で在庫を把握しやすくなります。
在庫数量を正確な状態に保つには、オンライン注文と実店舗販売を複数のロケーションに割り当てます。あるロケーションでは在庫切れでも、別のロケーションには在庫があるという場合、Shopifyを使用して複数のロケーションからフルフィルメントされるように注文を分割します。
<本機能でできること>
Shopifyで設定しているロケーションへ倉庫が持っている在庫数を振り分けることができます。
例えば、Shopifyでロケーション1、ロケーション2を設定しているとき、商品Aの在庫数はロケーション1へ、商品Bの在庫はロケーション2へ返却するといったことが可能です。
※商品Aの在庫数をロケーション1、ロケーション2に振り分けることはできません。
ロケーション:倉庫=1:1の場合と、ロケーション:倉庫=多数:1の場合で設定内容が異なります。
<インデックス>
logiec-API接続設定
設定>事業者情報>販売チャネル設定より、Shopifyチャネルの「対向API設定」を押下します。
「API接続設定」を押下し、画面下部の「複数ロケーション設定」までスクロールします。
「複数ロケーションに対応」をオンにすると、以下のように「Shopifyロケーション名 (location_id)」が自動で取得されます。
Shopifyのロケーション(図中①)に対し、在庫を保管している倉庫(図中②)をあてはめます。
- ロケーション:倉庫=多数:1の場合
倉庫が1拠点でShopifyのロケーションが複数ある場合、「枝番」(図中③)を付与して便宜上倉庫を区別します。ユニークな文字列をご入力ください。
商品マスタに枝番を持たせることで、「この商品はこのロケーションに在庫返却する」といったことが可能です。
ロケーション:倉庫=1:1の場合、枝番は入力できないようになっています。
POINT:ロケーションが増えるごとに必要に応じて設定を行ってください。
ロケーションが削除された等で情報が取得出来なくなった場合、ロケーション名に表示されなくなります。
logiec側で過去に保存されていた紐づけ情報も削除されます。
Shopify-タグ設定(ロケーション:倉庫=多数:1の場合)
Shopifyの「商品管理」より、「タグ」の項目で先ほど作成した枝番を入力します。
ロケーション:倉庫=1:1の場合は不要です。
POINT:1SKUあたり1枝番になるよう設定してください。希望のロケーションに正しく在庫返却できなくなります。
logiec-倉庫判定マスタ設定(ロケーション:倉庫=多数:1の場合)
設定>マスタ>倉庫判定マスタへ進みます。
枝番の数だけ「+項目追加」を押下し、枝番と同じ文言を入力します。
ロケーション:倉庫=1:1の場合は不要です。
logiec-マッピング設定
1)出荷指示ヘッダ
設定>マッピング>出荷指示ヘッダマッピングへ進みます。
項目名「出荷指示対象倉庫名」にてCSV項目の「ロケーションID」を選択し、条件・変換を以下のように設定します。
条件 | 条件なし |
変換 | 倉庫名に変換 |
2)商品マスタ
設定>マッピング>商品マスタマッピングへ進みます。
画面下部までスクロールし、「拡張項目追加」ボタンを押下します。
ポップアップが表示されるので、「拡張項目名」に「枝番」と入力し、「追加する」を押下します。
必須ボタンはオフにしておきます(オンになっていると、設定した条件に合わない場合エラーとなります)。
POINT:必ず「枝番」という項目名で追加してください(システム上文字列で判定しているため)。
先ほど追加した「枝番」にてCSV項目の「タグ」を選択し、条件・変換を以下のように設定します。
条件 | 条件なし |
変換 | 変換なし |
- 枝番とは関係のないタグも付与されている場合
赤枠部分はCSV項目のサンプルです。
このように、枝番以外にも複数のタグが付与されている場合、カンマで繋いだ状態でlogiecに連携されます。
この中から枝番に該当する文字列を抜き出す方法は以下の通りです。
条件 | 指定した文字列(1)を含む |
指定値(1) |
枝番に設定した文言を文字列完全一致で入力 |
変換 | 指定した文字列(1)に置換 |
指定値(1) | 枝番に設定した文言を文字列完全一致で入力 例)常温 |
上記、例の設定で「常温」のみを抜き出すことができます。
もう一つの枝番「冷凍」も同じ設定を行うことで、「冷凍」が入っていたら「冷凍」のみを抜き出すことができます。
POINT:枝番の数だけ変換定義を作成する必要があります。
3)在庫
在庫>在庫ダウンロードへ進みます。
該当チャネルの「ダウンロードボタン」を押下し、Shopifyへ連携している在庫CSVを取り出します。
POINT:必ずダウンロード履歴より取得してください。設定によっては上部のダウンロード箇所のダウンロードボタンを
押下すると、前回のAPI連携から押下した時点までの在庫データがAPI連携できなくなります。
取り出したCSVを開きます。
右端に4列目を追加し、項目名を「location_id」とします(データ行は空白で問題ございません)。
POINT:CSV編集前に必ず下記をご確認ください。
CSVの編集の注意点
設定>マッピング>在庫マッピングへ進みます。
Shopify APIを利用しているチャネルの「編集」ボタンを押下します。
デフォルトではCSV項目名が3つです。
先ほど4列にしたCSVをアップロードします。
「出力グループ化項目」で「倉庫」にチェックを入れます。
4列目がCSV項目名に追加されているので、はぴロジ項目名のプルダウンより「[在庫]倉庫名」を選択し、条件・変換を以下のように設定します。
条件 | 条件なし |
変換 | Shopify location_idに変換 |
- ロケーション:倉庫=多数:1の場合
はぴロジ項目名のプルダウンより「[商品マスタ拡張]枝番」を選択し、条件・変換を以下のように設定します。
条件 | 条件なし |
変換 | Shopify location_idに変換 |
-end-
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